
Armando Simone Club アルマンド・シモーニ・クラブは、コレクターによるコレクターのためのペンメーカーを目指しています。1925年に創業しその後会社を売却したイタリア・ボローニャのペンの会社OMASの創業者のアルマンド・シモーニの名前を冠したブランドです。2016年にペンファミリーのオーナー、エマニュエル・カルタジローニにより製造、販売が開始されました。エマニュエルは、パリで評判の高い筆記具部品メーカーの家系に生まれました。彼の父、ニコラス・カルタジローニは、当時、「ウォーターマン」「カルティエ」などに万年筆の部品を納めていました。OMAS社(当時イタリアの御三家と言われた高級筆記具のブランド)が売りに出されたとき、エマニュエルはこのブランドを再生させたいと切に願うようになりました。イタリアから、別の国のオーナーに転売された際、OMASには現在の素材メーカーでは再現できないくらい美しく希少なセルロイド素材が残されていました。エマニュエルは、これらの材料をOMASから買い取り、ASCブランドの製品に使用し、蘇らせました。イタリアの美と伝統を重んじ、現在もイタリアで部品加工から組立までを一貫した製造を続けています。「万年筆は機能性と美しさを兼ね備えていなければならない」という信念を持ち、世代を超えたつながりを生み出したい。それがアルマンド・シモーニ・クラブというブランドの願いです。
ペン軸の製造には、最新鋭の切削機を使用しつつ、手仕上げにこだわり、部品の細部を一点一点手作りで仕上げています。今後も定期的に新しい商品が発売される予定です。コレクターの間では話題の、昔ながらの吸引方式しているモデルもございます。ペン先は主にドイツ製のBockを使用。ペン先の筆記感としては、欧米の方の好みに合わせた、インクフローが豊かな書き味が特徴です。
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